スミヨン騎手、アガ・カーン殿下の主戦の座を失う(フランス)[その他] クリストフ・スミヨン騎手(41歳)は10月4日(火)、アガ・カーン殿下の主戦騎手としての契約を打ち切られた。しかし非難を浴びるこのジョッキーがふたたび殿下の勝負服を着て騎乗する可能性はある。スミヨン騎手はこれまで、殿下の数々の名馬を勝利に導いてきた。 このベルギー人ジョッキーは9月30日(金)にサンクルー競馬場においてとっさの肘打ちでロッサ・ライアン騎手を突き落とすという事件を起こしたため、主戦から降ろされた。 この決定により、アガ・カーン殿下のフランスにおける主戦としての2回目の契約期間(2014年に開始)は終了した。スミヨン騎手はそれ以前、2002年から2009年まで殿下の有名なグリーンの服色で騎乗し、その時期にダラカニとザルカヴァを凱旋門賞(G1)優勝に導いた。 フランスで最も脚光を浴びるスミヨン騎手は、サンクルー
現金払いを受け付けない競馬場はファンを遠ざける(イギリス)【開催・運営】 理解しがたいことというものはいくつかあるものだ。 その1つは、驚くべき速さで業績が悪化しているビジネスが、お得意様が"歓迎されていない"と感じるような措置を思慮深いものだと考えるのはなぜかということだ。 まさに今、それが起こっているのだ。 このコラムが2週間前に初めて報じたように、コロナ前の基準と比較して、英国競馬界の主要開催の多くで入場者数は崖っぷちにある。 2019年に達成されたレベルから観客数が30~50%減少した主要な競馬フェスティバルもあった。その点を裏づけるように、1月1日~4月24日の英国の競馬場の1月当たりの平均入場者数は2,696人に減少しており、それまでの同時期の最少記録3,015人(パンデミックの時期を除く)を下回った。 時を同じくして、ジョッキークラブやアリーナレーシング社の所有競馬場など、英
騎手が現役を長く続けられるのはなぜか?(イギリス)【その他】 「引退」はスポーツ界において、しばしば扱いにくいテーマである。あるスポーツ選手が全盛期を過ぎたことを誰も最初に指摘したくないものだ。多くの選手はその引き際に関しては自分の思うようにしたいと思っている。サッカー、テニス、クリケット、ゴルフ、さらにはスヌーカー(ビリヤードの一形態)であろうと、30代もしくは40代前半が引退の潮時だと感じる時期だと、一般的に考えられている。それでは、騎手に関してこの引退の潮時だとされる年齢層がかなり引き上げられるのはなぜなのだろうか? フランキー・デットーリ騎手は2019年平地シーズンにおいて、見出しを独占するほどの快進撃を果たしている。しかし、48歳の傑出した騎手が寄る年波にもかかわらず頂点で活躍していることは、競馬界においては目新しい現象ではない。歴史的名手のレスター・ピゴット氏とビル・シューメイ
オブライエン調教師本人に聞いた調教の秘訣(アイルランド)【その他】 バリードイル(クールモアの調教拠点)のすべての馬にはハートレートモニター(心拍数の測定装置)が装着されている。スタッフのトム・カーティス(Tom Curtis)氏は心拍数を見ただけでどの馬か言うことができる。そんなこと知っていましたか? 毎週すべての2歳馬が格付けされて、それを参考にスー・マグニア氏(クールモアの総帥ジョン・マグニア氏の夫人)が馬名を選ぶ。そんなこと気付いていましたか? 調教でハロン(約200m)ごとにタイムが測られていることは知っていたかもしれません。それでも、ジョン・マグニア氏が2歳になったばかりのオーストラリア(Australia)が4回続けて1ハロンを12秒で走ったことに興奮して、エイダン・オブライエン調教師に電話したことは知らなかったでしょう?この馬はその段階で名前すら無かったのですから。 それに
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