【漫画あり】最もコスパのいい拷問とは…ヤキ入れで大切なのは「相手に本気で今日、ここで死ぬんだ」と思わせること。問題作『地元最高!』を手がける会社員・草下シンヤ 裏社会をテーマにした書籍編集者、作家、漫画原作者だけでなくYouTubeのプロデューサーなど多彩な顔を持つ草下シンヤ氏。昨今では有吉弘行、aiko、香山リカといった著名人からSNSで取り上げられ、Twitterのフォロワー数は22万人を超える話題の漫画『地元最高!』のヒットが記憶に新しい。そのヒットの裏側とは…。
【注意】このインタビューは、漫画『ゴールデンカムイ』の完全なネタバレを含みます。ご了承いただける方はお読みください。 全力で駆け抜けた週刊連載を終えて… ――約8年間にわたる連載お疲れ様でした。最終回に呼応するように単行本も既刊全巻に大重版がかかり、最終巻の初版部数も急遽10万部増刷。累計部数も2300万部を超えたと伺っております。最終巻も発売されたことで『ゴールデンカムイ』の漫画に関するお仕事は、ひとまず終わられたと伺いました。ぜひ、今のお気持ちをお聞かせください。 今、おっしゃっていただいたことを伺って、多くの読者の皆さんが、この作品を肯定してくれているのが伝わってきました。 最新話を含む全話無料公開とか、最終回へのカウントダウンとか、実写化の告知とか、ゴールデンカムイ展とか、本当に全ての情報戦といいますか、担当(ヤングジャンプ編集主任・大熊八甲)さんとの作戦が上手くハマった感じも大き
37年前に「倍速視聴」をネタにした『こち亀』 この4月に出版した『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形』(光文社新書)が、おかげさまで大きな反響を得ている。Z世代と呼ばれる若年層に比較的多いとされる映像コンテンツの倍速視聴、スキップ視聴、ネタバレ視聴、連続ドラマの話を飛ばす、といった実態を調査・分析した内容だが、彼らが「けしからん」という話をしたかったわけではない。 定額制動画配信サービスによってあふれかえる映像コンテンツの数々、「流行りについていかなければ、同世代から遅れをとってしまう」というSNSが加速させた焦燥感、やたら時短やコスパを求める社会。そういった環境、いうなれば「現代という時代が倍速視聴を生み出した」ことを、本を通じて問題提起したかったのだ。 2021年の民間調査によれば、20〜69歳の約3割、20代の半数近くに倍速視聴の習慣がある。そ
フランスのマンガ市場拡大と競争激化を受けての斬新な大型企画 ヨーロッパ最大の規模を誇り、日本マンガの売上が全体の3割程度を占めると言われるフランスのマンガ市場。その売上は2021年には前年比50%成長を遂げて、約9億ユーロ(1ユーロ130円計算で約1170億円)に達した(GfK調べ)。 市場拡大の背景について、『怪獣8号』のフランスの発行元であるKazé Franceのマーケティング/セールス部門のマンソー部長は次の3つの要因があると分析をしている。 ① コロナ禍でインドア娯楽の需要が高まるなか、フランス政府が2021年5月から若者に配付した300ユーロ(約4万円)の「カルチャーパス」(pass Culture)の7割がマンガに使われたこと ② Netflixやクランチロールなどの動画配信サービスが普及したことでアニメがより身近なものとなり、原作コミックへの関心が高まったこと ③ 『DRA
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