求人情報サイトを運営する企業として草分け的存在であるエン・ジャパンでは、以前はメール確認や日報の入力といった業務を社外で行うことができなかった。そのため、営業担当者はこれらの業務のために帰社しなければならないこともあり、「外出先でメール確認や社内システムへの入力ができるようにしてほしい」という要望が、以前より営業現場から上がっていたという。 より生産性の高い営業スタイルを目指しiPadを導入 さらに2011年10月、同社では顧客ニーズの多様化に伴い、営業部隊をサイト別の組織から顧客別の組織に変更した。「[en]社会人の転職情報」「[en]派遣のお仕事情報」など複数の求人情報サイトを運営しているが、1社に対してサイトごとの営業担当者が訪問していた従前のスタイルは、顧客ニーズへの即応性に欠けると判断。顧客企業ごとに営業担当者を決め、1人の営業が顧客の課題に合わせたサイトを提案できるようにした。