トヨタ自動車は30日、ブラジルにおける製造・販売子会社であるブラジルトヨタのソロカバ工場における「エティオス」の生産能力を、2016年初を目標に7.4万台から10.8万台へ増強することを決定したと発表した。 コンパクトセダン「エティオス」は、ブラジルをはじめとする新興市場向けに専用開発された同社の戦略車種である。今回の能力増強は、ブラジルにおける「エティオス」の需要増に対応するためのもので、投資額は約45億円を予定。工程改善・既存設備の活用などの地道な“カイゼン”を積み重ね、投資効率を高めていく。 「エティオス」のセダンタイプおよびハッチバックタイプは2012年9月に発売。発売当初は、月販2,000~3,000台であった。市場のニーズに合わせて、2013年11月にクロスオーバー「エティオスクロス」を追加し、商品ラインナップを拡充。同時に、シート表皮の変更やシートハイトアジャスターの採用など