もうすぐ東日本大震災から5年(2016年現在)になります。震災が起きてから、多くの国が支援をしてくれた中で特に台湾はとても尽力してくれました。 病院の再建だけではなく、金銭的な面でも多くの支援をしてくれたことを決して忘れてはいけません。 そんなあたたかい支援をしてくれた台湾の方の中で、個人で10億円という莫大な金額を寄付し、支援物資の輸送にも協力してくれたある人物が先日この世を去りました…。 台湾の大企業・エバーグリーングループ総裁の張栄発さん エバーグリーングループは海運、航空、倉庫物流、ホテル事業など多岐に渡る事業を展開する大企業で、張さんは一代でこの企業を築き上げただけでなく、その人柄も国内外で高く評価される人徳者でした。 その人生がどんなものだったのかについても振り返ってみましょう。 張栄発氏は日本統治時代の1927年10月6日、宜蘭県蘇澳鎮で生まれ、日本式の姓名に改め、日本語を話