フィギュアスケート男子フリー、優勝を逃したプルシェンコ(ロシア)=2月18日午後、カナダ・パシフィックコロシアム(撮影・鈴木健児) 五輪の男子フィギュアで58年ぶりの連覇はならなかった。4回転ジャンプを武器に4シーズンぶりで競技復帰したプルシェンコは、1.31点差で2位に終わった。「3年半のブランクがあって銀メダルなら悪くはない」と強がったが、表彰式が終わるとすぐにメダルを首から外した。 リンク裏の取材エリアで不満をぶちまけた。「採点システムは変更されるべきだ。五輪王者が4回転ジャンプの跳び方を知らないならば、男子シングルではなくアイスダンスに名前を変えなくてはならない」。 自国開催となる2014年ソチ五輪出場にも意欲を示す27歳は「(トーループより高難度の)4回転ルッツを跳べるようにする」と持論を体現するつもりだ。(共同)