静岡県は28日、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)周辺などで定期的に実施している環境放射能調査の結果を公表した。12月までに測定結果をまとめた採取試料5種のうち、3種で測定した放射性セシウムの最大値が東日本大震災前の変動幅を上回った。県原子力安全対策課は、東京電力福島第1原発事故の影響とみるが、「いずれも健康への影響を心配するレベルではない」としている。 検出された放射性セシウムの最大値は、浮遊塵(じん)1立方メートル当たり0・014ミリベクレル(震災前は検出されず)、ミカン1キロ当たり0・049ベクレル(震災前の最大値0・019ベクレル)、海水1リットル当たり4・3ミリベクレル(同4・1ミリベクレル)だった。降下物と海底土は震災前の変動幅の範囲内だった。 9月から12月までの積算線量で同原発から10キロ圏内57地点の結果も公表し、すべての地点で震災前の変動幅の範囲内だった。 浜岡原発防
浜松市の住民グループ「きれいな緑地を守る会・浜松」(山田俊明代表)は26日までに、同市中区の浜松城公園中央芝生広場で実施した放射性物質調査の報告をまとめた。「子どもが憩う場としては不適切に高い数値を検出した」とし、27日に詳細な調査と芝生の撤去を市に求める。 調査は茨城県産の芝生を張った芝生広場で、4月19日と6月6日に地表5センチ程度の土を採取して独自に行った。1回目は広場の5カ所を簡易測定して1キロ当たり470〜1050ベクレルの放射性セシウムを検出。1050ベクレルを検出した地点の再調査では同750〜770ベクレルを検出した。 守る会は「東日本大震災以降、100ベクレルを超えるものは厳重に管理され、農水省の昨年8月の通達で400ベクレルを超える肥料の流通は制限されている」としている。 浜松城公園の芝生広場については、別団体の「浜岡原発はいらない浜松の会」も芝生撤去などを求めてい
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