このところ、テレビ東京では、太川陽介と蛭子能収コンビの珍道中『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』や海外に滞在する日本人を追う『世界ナゼそこに?日本人』などの人気番組を輩出しているが、他局でも同じコンセプトの番組が制作されるケースが目立っている。なかには、太川陽介と蛭子能収コンビをそのまま起用する局まで現われている。 なぜテレ東の番組は、他局に真似されるのか。その原因は、「目標視聴率」の設定にあるという指摘がある。そもそも、テレビ局員なら誰もが気にする視聴率は、いったい何%獲れば合格点なのか。テレビ局関係者が語る。 「今の時代、ゴールデンタイムなら、2ケタに乗れば安泰です。番組が終わるとは考えづらい。10年前くらいまでなら、12%は確保しておきたかったですが、いまや12%も獲れば、週間ベスト30に乗ることもあるほど。視聴率の全体的な地盤沈下が起きていますからね」 ただ、テレ東の場合は話が別