LINQ(Language Integrated Query:統合言語クエリー)は,C# 3.0およびVisual Basic 9.0で追加された,データを抽出するための新しいプログラムの記述方法です。LINQの特徴は,簡単な記述でデータの集合から「必要なデータ」の「必要なメンバー」のみを「必要とする順序」で取り出せるところにあります。 (注意:本記事はVisual Studio 2008のベータ版をベースに執筆しています) LINQのプログラムを見てみよう まずは,簡単なサンプル・プログラムを作成してLINQの動作を確認してみましょう。Visual Studio 2008(以下,VS2008)でコンソールアプリケーションのプロジェクトを新規に作成し,リスト1のようなプログラムを記述してください。プログラムを実行すると,Genderの値として1を持つデータがAgeの値が小さい順に以下のよう
VS 2008最大の新機能LINQを分かりやすく解説。C#コードでDBやオブジェクトを検索。LINQを始めるにはまずここから。 連載目次 Visual Studio 2008(以下、VS 2008)にはさまざまな新機能が追加されていますが、最大の新機能といえばやはり「LINQ」(「リンク」と読みます)でしょう。 LINQとは、 Language INtegrated Query の略で「統合言語クエリ」と訳されますが、もう少し分かりやすくいい換えれば、 言語(C#やVisual Basicなど)のコード内に記述できるクエリ となります。クエリとは「問い合わせ」です。開発でクエリといえばデータベース検索に使われるSQL文が代表的ですが、LINQではSQL文に似た構文によりクエリを記述し、データベースをはじめ、さまざまな対象から、データの検索や集計、取得などが可能になります。 LINQによるク
「データベースはブラックボックス。どんなSQL文を投げたらどんな結果が返ってくるかさえ知っていればよい」---そう思っている人も多いかもしれません。 しかし,本物のソフトウエア・エンジニアを目指すのであれば,データベースが動く仕組みを学ぶことは避けて通れません。パフォーマンスなどに問題が生じたときどこから手を付けていいのか皆目見当がつかない,といった事態に陥りかねません。 市販のRDBMSの内部はかなり複雑ですが,基本的な部分を理解するのはそれほど難しくありません。この特集でデータベースの動く仕組みを理解してください。 イントロ ●ブラックボックスのままでいいの? 基礎から理解するデータベースのしくみ(1) Part1 ●SQL文はどのように実行されるのか 基礎から理解するデータベースのしくみ(2) 基礎から理解するデータベースのしくみ(3) 基礎から理解するデータベースのしくみ(4) 基
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