東京電力は3日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、汚染水貯蔵タンクから高濃度の放射能汚染水があふれて、外洋に流出したことを明らかにしました。 2日朝から昼すぎにかけてタンクの周りを囲む堰(せき)にたまった水をタンクに回収する際、誤って過剰に注水したことが原因だとしています。タンクは、傾いた場所に設置されており、フタのすきまから漏えい。3日午後3時半ごろに止まったといいます。 東電は、堰外へ流出した汚染水の量を430リットル(暫定値)と推定。タンクの汚染水からは、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質(全ベータ)が1リットル当たり58万ベクレル検出されました。堰内にもこぼれ落ちたとみられ、もともと雨水がたまっていたはずの堰内からも全ベータが同20万ベクレルという高濃度で検出されました。 汚染水が堰外に流出した場所のそばには側溝があり、排水溝を通じて外洋につながっています。2日夜
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