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大手学習塾の早稲田アカデミー(本社・東京)が主催する夏季合宿で、参加した中学3年の生徒約340人分のスマホや財布などが紛失したことが分かった。 この合宿は毎年夏、小学生から高校生まで1万人を超す児童・生徒が参加し、「日本一の規模」として知られる。塾によると、今年は8~12日の日程で、中学3年生約4200人が長野県・志賀高原の複数のホテルに分泊して勉強している。紛失が起きたのはそのうちの一つのホテルで、貸し切り中だった。 講師が生徒約340人から8日夕方に貴重品を預かったが、これらを保管していた場所は誰でも自由に出入りできる状態だった。9日朝、貴重品入りの袋を詰めた複数の段ボール箱が空になっていたという。 塾側は同日、長野県警中野署に被害届を出し、保護者全員に電話で事情を説明したという。(前田育穂)
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