原作未読 題材的にどうやってもポリコレマウンティング合戦になるのは避けられんと思うが、 これは障害者映画というかそれ以前の問題としてクズ映画ではないか。 クズA, クズB, クズC, クズD, クズE(クズは他にもいた気もするがとりあえずこれくらい)が嫌な感じに揉めて、 でも結末に至ってもお互いに許しきったわけではなく(集団の緊張感は解消されない)(エピローグの文化祭は救いっぽく描かれてるけど救いなのか?解決ではないよね?)、 なにより各クズそれぞれのクズ性が収まったり治ったりはせず、でも死ぬなよ、死ぬのはよくないよ、クズは結局許されないけど生き続けなきゃいけないよ、という話に見えたのだがどうか。 つまり「クズがクズのまま生きながらえる話」なのでそれに嫌悪感を示す人がいそうなのはわかるし、 でもこの話はクズ当人にとってもなかなか辛い話だよなと思いました