自宅待機を余儀なくされて 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、プロ野球の開幕は当初予定されていた3月20日から4月24日に変更されました。しかし、国内の感染拡大はおさまらず、さらに後ろにズレ込みそうな見通しです。一部には「東京五輪・パラリンピックが1年延期になった今、年内の開催は難しいのでは……」との声もあります。 見通しの立たない現状に対し、不安を覚えているのは選手だけではありません。NPBに60人(育成審判含む)いる審判員も「自宅待機」を余儀なくされています。 オープン戦は選手のみならず審判にとっても大事な調整の場ですが、今年は2月29日から無観客試合となり、数試合が中止となりました。 「無観客試合は気になりませんでした。僕たちはいつもボールに集中していますから」 そう語るのは2003年から2014年まで、12年連続でプロ野球選手会が実施している「選手が選ぶ! ベストアンパイア」に