米軍基地のメジャーリーガーを見本に 沖縄の温暖な気候と、室内練習場こそないが2面のグラウンドを備えた沖縄水産の練習環境。そして、毎日取り組むウェイトトレーニングは、あのパワフルな打撃を生む野球の原点だった。手作りのウェイト器具をグラウンドに置き、最初に話題になったのは、あの蔦監督が率いた池田高校だが、さらに前、どこよりも早く取り入れたのは裁監督である。 その理由は明確だ。本土にはない、沖縄だけにあった素晴らしき見本。それを小学生の頃から目のあたりにしていたのである。 「アメリカには兵役があって、当時たくさん沖縄に来ていた。メジャーリーガーといえども免除はない。世界で最高といわれる選手が、このときすでにウェイトを率先してやっていた。中央の人より一歩進んだものを最初に見られたことは、幸せだったと思う」 自身も当時としては画期的ともいえる高校1年でウェイトトレーニングを練習に取り入れていた。効果
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