北方四島の択捉島にある火山、「択捉焼山」が今月中旬から噴火を繰り返し、高さ5000メートルまで噴煙が上がっていることが分かり、専門家は、風向きによっては北海道東部にも火山灰が降るおそれがあるとしています。 これは、北方四島とのビザなし交流で26日まで択捉島を訪れていた北海道大学大学院の中川光弘教授ら地震や火山の専門家が、27日、根室市に戻り記者会見をして明らかにしたものです。 中川教授らによりますと、噴火活動が活発になっているのは択捉島のほぼ中央にある標高1158メートルの火山、「択捉焼山」です。 択捉焼山は今月15日から噴火が始まり、一行が現地に滞在した25日と26日の2日間では合わせて4回の噴火が確認され、このうち2回は、噴煙が上空4000メートルから5000メートルにまで達したということです。 中川教授は「今後、風向きによっては北海道東部に火山灰が降ったり、上空を飛行する航空機の運航