中国でH7N9型の鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染が広がるなか、衛生当局の担当者はウイルスの変異は見られないとしながらも、これから春にかけて感染のピークを迎えることが予想されるとして、生きた鳥に近づかないなど注意を呼びかけました。 中国ではことしに入ってH7N9型の鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染が広がっていて、9日までに確認された感染者は東部の浙江省や南部の広東省など中国本土の10の省や市、自治区、それに香港で、合わせて179人に達し、このうち35人が死亡しました。 感染者の数は、ことしに入ってからの1か月余りで去年1年間をすでに上回り、感染の拡大に歯止めがかかっていません。 中国の衛生当局の担当者は10日の記者会見で、「今のところ、鳥インフルエンザウイルスの感染の特徴に顕著な変化は起きていないほかウイルスの変異も見られない」と述べ、ヒトからヒトへの感染は限定的で、感染の多く