[ワシントン 5日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)の追加量的緩和に対する批判が強まるなか、バーナンキ議長が積極的な情報発信に乗り出している。 追加緩和をめぐっては、共和党議員や一部の市場関係者から、バランスシートの拡大がインフレの温床なるとの批判が浮上。 失業率が高止まりするなか、金融危機で多額の支援を受けた金融機関で高額報酬が復活していることも、FRBのイメージ低下の一因となっている。 議長は5日、CBSのテレビ番組「60ミニッツ」に出演し、追加量的緩和の必要性を説明。 追加量的緩和を決定した11月3日の連邦公開市場委員会(FOMC)直後には、FRB議長として初めてワシントン・ポスト紙に論説を寄稿した。 このほど大学で行った講演でも、2回にわたって急きょ質疑応答のコーナーを設けている。 ただ、金融緩和は銀行救済との国民の批判に反論するのは容易ではない。11月公表のトムソン・ロイタ
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