・「中卒」でもわかる科学入門 +-×÷で科学のウソは見抜ける 著者:小飼弾 出版:角川oneテーマ21 「中卒」っても、この「中卒」は「大検」持ってて、カリフォルニア大バークレー校に行ってますからね(中退だけど)。 中学卒業段階で本書が理解できるかという点では、 「出来る人もいれば出来ない人もいる」 ってとこかな? 少なくともスラッと読める「科学入門書」じゃない。 「現代社会において不可欠な『科学リテラシー』はどういうものか」 ということを論じたものであり、そのハードルは確かに高くはないが(少なくともガッツリ科学を学ぶことに比べれば)今社会がラインを引いている「常識」よりは水準は高いだろう。 ま、そうじゃないとこういう本を書く意味がないけどね。 本書で論じている「三種の神器」 ・四則演算が出来る ・単位系が揃っているか判別できる ・論理的思考が出来る これは個人的にも実感が出来るところ。