ホーリー・ホンデリッチ、BBCニュース(ワシントン) モーリー・ギブソンちゃんが今年10月に生まれるまでの道のりは、実に27年という長いものだった。 モーリーちゃんの受精卵(胚)は1992年10月に凍結保存された。2020年2月にティナさん(29)とベンさん(36)がこの受精卵と養子縁組するまで、そのままだった。 モーリーちゃんは、出生に至った凍結胚としては世界で最も古いものだとされている。これまでの最長記録はモーリーちゃんの姉、ティナさんとベンさん夫妻の第1子だった。 ティナさんは「喜びで飛び上がりそうです。今でも泣きそうになります」と語った。 「5年前、娘を2人授かる予定かと聞かれたら、あなたは頭がおかしいと答えていたでしょう」 ギブソンさん夫妻は5年近く不妊に苦しんだ。地元のテレビ局のニュースで凍結胚の養子縁組の話題を耳にしたのは、ティナさんの両親だった。 「私たちの体験をシェアして