「アワのうた」の誕生 天神6代目のオモタル(男神)とカシコネ(女神)の時に、両神(ふたかみ)は全国を巡って農業開発に努力しました。民の糧も豊かに、政事も行き届いた平和な国です。 残念ながら世嗣子に恵まれず、死後国は再び乱れ無秩序な状態になっていました。 そんな時、高天原(たかまがはら)から指名を受けた、タカヒト君(きみ)とイサコ姫はツクバのイサ宮で愛でたく結婚され、イサナギとイサナミとして即位し7代目の皇位を継承します。 両神は先ず、葦原中国(アシハラナカクニ・滋賀)で、天神から引き継いだ矛(ほこ)をシンボルに生産力の落ちた農業を復活させます。同時に、国民の言葉が大層なまってお互い通じなくなったのを心配し正そうとされます。 男神・女神は声を合わせ、カダガキ(楽器)をかき鳴らしながら、上 二十四音をイサナギが歌い、下 二十四音をイサナミが歌って音声の標準化を図り、農業普及と共に国の再建をして
アマテル神(天照大御神)の詔のり 健康食(スガカテ・清食)の勧めと万物創成の五化元素 天も地ものどかに移ろい世は全て事もなく静かに晴れた一日、アマテル神は皇子(みこ)のクスヒ(クマノクスヒ 現・熊野牟須美、熊野本宮大社、第一殿祭神)を伴ってフタミカタ(現・二見の浦、三重)の海岸に御幸されました。 親子揃っての久々の遠出で、眼前に突然開けた大海原から次々と打ち寄せる潮(うしお)に二人は身を沈めると、太陽と月の限りなき鼓動が親子を優しく包み込み、身も心も洗い清められて聖なる禊(みそぎ)を済ませました。 この時、お伴のクスヒはふと素朴な疑問を覚えて、すぐ父に尋ねました。 「父ミカド(御門)は、いつもヤフサクルマ(八房御輿、八角形の神のみこし)に乗られて御幸する日本一尊い神様なのにどうして禊(みそぎ)をなさるのですか。神様でもやはり穢れるのでしょうか。」 この時アマテル神は、我が子の微笑ましい質問
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