アマテル神(天照大御神)の詔のり 健康食(スガカテ・清食)の勧めと万物創成の五化元素 天も地ものどかに移ろい世は全て事もなく静かに晴れた一日、アマテル神は皇子(みこ)のクスヒ(クマノクスヒ 現・熊野牟須美、熊野本宮大社、第一殿祭神)を伴ってフタミカタ(現・二見の浦、三重)の海岸に御幸されました。 親子揃っての久々の遠出で、眼前に突然開けた大海原から次々と打ち寄せる潮(うしお)に二人は身を沈めると、太陽と月の限りなき鼓動が親子を優しく包み込み、身も心も洗い清められて聖なる禊(みそぎ)を済ませました。 この時、お伴のクスヒはふと素朴な疑問を覚えて、すぐ父に尋ねました。 「父ミカド(御門)は、いつもヤフサクルマ(八房御輿、八角形の神のみこし)に乗られて御幸する日本一尊い神様なのにどうして禊(みそぎ)をなさるのですか。神様でもやはり穢れるのでしょうか。」 この時アマテル神は、我が子の微笑ましい質問