※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 薬理作用のないものでも「薬ですよ」と言って渡されると、なぜか効き目が現れてしまう「プラセボ効果」。ではもしも、体温計が「ぜ、ぜんぜん平熱ですよ?」とウソをついたら、やっぱりプラセボ効果は現れるのか――? 「虚偽情報フィードバックを用いた生体情報の制御システム」について発表を行った、神戸大学の中村憲史さん 3月15日から17日にかけ、日本科学未来館にて開催中の「インタラクション2012」。神戸大学の中村憲史さんらによる、「虚偽情報フィードバックを用いた生態情報の制御システム」は、そんな「情報によるプラセボ効果」に着目した研究だ。 虚偽情報を送ることで体はどう反応するか、中村さんたちは4つの仮説を立ててその通りになるか検証実験を行った。グラフの緑の矢印は実際の生態情報、赤い矢印は虚偽の情報、青い矢印はそれによって変化する生態情報の動きを