焼き肉店の間で、もも肉などを、背中の部位の「ロース」と表示して客に出す商慣行が広がっている恐れがあるとして、消費者庁は7日、業界団体の全国焼肉協会(東京、約1300店)に対し、景品表示法違反(優良誤認)にあたると伝え、加盟業者に改善を指導するよう求めた。 「『そともも』などのもも肉を使っているのに『和牛ロース』と表示している店がある」との情報を受け、2月から調査を始めた。この店で違法表示を確認した後、協会に聞き取ると、実際の部位とメニュー名は違ってもよいとの認識が業界内にあることが分かった。 こうした背景から消費者庁は、個別の店を行政処分するより、協会が業界の慣行を改めるのが先と判断。協会側は「要請の趣旨に沿うよう検討したい」と応じた。同庁は、半年ほどで改善が進まなければ、違反店に景表法に基づく措置命令を出す方針だ。
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