法務省は13日午前、京都、兵庫、島根の3府県で1991年、飲食店経営者の女性4人が相次いで殺害された警察庁指定119号事件で、強盗殺人罪などに問われ、死刑を言い渡された西川正勝死刑囚(61)=大阪拘置所=の刑を執行したと発表した。また、岡山市で2011年、元同僚の女性を殺害したとして強盗殺人などの罪に問われ、裁判員裁判で死刑を言い渡された住田紘一死刑囚(34)=広島拘置所=の死刑も同日執行された。 【死刑囚の生活空間公開】「その日」までの生 「スタミナ焼き」人気 1992年1月、大阪市内のアパートの自宅で西川死刑囚に首を絞められ、負傷した被害者で、女性落語家の桂あやめさんはこの日午後、大阪市北区の上方落語協会会館前で取材に応じた。あやめさんは「事件以降ずっと、西川死刑囚が戻ってきてまた襲われるのではないかという恐怖を感じていた。死刑が執行され、安心感はあるが、それは4人の方が命を奪われた