旧優生保護法のもとで不妊手術を強制されたとして、視覚に障害がある浜松市の75歳の女性が国に賠償を求めた裁判で、静岡地方裁判所浜松支部は、女性の訴えを認め、この法律が憲法に違反するとして国に賠償を命じました。 浜松市の武藤千重子さん(75)は、旧優生保護法のもと、視覚に障害があることを理由に1977年に不妊手術を強制されたとして、国に3300万円の賠償を求めていました。 27日の判決で静岡地方裁判所浜松支部の佐藤卓裁判長は、旧優生保護法は憲法に違反すると判断し、「子どもを産みたいという希望や夢を理不尽にも奪われた原告の苦痛は甚大だ」と指摘しました。 その上で「手術から20年以上が経過し、賠償を求める権利がなくなる『除斥期間』が適用される」という国の主張については「国が障害のある人に対する社会的な差別や偏見を正当化し、助長したため、原告は訴えを起こす前提となる情報へのアクセスが著しく困難になっ
政治資金パーティーの扱いをめぐって、立憲民主党の執行部は、今の国会での政治改革の議論にめどがつくまで、パーティーの開催を自粛することを申し合わせました。 立憲民主党は先週、政治資金パーティーを全面禁止するための法案を国会に提出する一方、岡田幹事長や大串選挙対策委員長がパーティーの開催を予定していることが相次いで明らかになり批判が出て、その後、開催の中止を決めました。 立憲民主党は27日夕方、国会内で執行役員会を開いて対応を協議し、パーティーを全面禁止するための法案を提出していることを踏まえ、今の国会での政治改革の議論にめどがつくまで、党執行部はパーティーの開催を自粛することを申し合わせました。 岡田幹事長は、記者団に対し「私も含めて、パーティーを開催しようとしたことに国民の理解が得られないとなった。党執行部以外の所属議員については、それぞれで判断してもらう」と述べました。
横浜市教育委員会が性犯罪事件に関係した教員の裁判の傍聴に大量の職員を動員していた問題で、教育委員会は外部の弁護士による検証チームを立ち上げ、来月中をめどに報告することにしています。 横浜市教育委員会は教員が児童や生徒に行ったとされる性犯罪の4つの事件の裁判で、2019年からことしにかけて、合わせて11回、一般の人の傍聴ができないよう、職員を大量に動員していました。 この問題で教育委員会は27日、改めて会見を開き、動員を始めた理由について、2019年に被害者を支援する市民団体から2次的な被害を避けるためという趣旨で、教育委員会に動員を求める要請文が提出されたことがきっかけだったと説明しました。 また、3人の外部の弁護士による検証チームを今後立ち上げ ▽当時の教育長や職員に聞き取りを行って組織的な動員の詳しい経緯を確認するほか ▽動員を業務として扱い出張旅費を支給したことが法的に妥当だったのか
「限界だと思っています」 踏切を点検する担当者は取材にそう話しました。 列車が接近しても踏切の遮断機が下りないトラブルが2015年以降で17回も起きた香川県の地方鉄道。取材を始めた当時、275ある踏切の点検を担当するのは2人しかいませんでした。 なぜそんなことに?背景には何があるのでしょうか? (高松放送局 記者 富岡美帆/ディレクター 岩崎瑠美)
市区町村ごとに3年に1度改定される「介護保険料」。 今週発表された全国の最新状況を見ると、最も高い「大阪市」で、基準額は月額「9249円」となりました。最も低いところと比べると、月額で6000円近い差に。 なぜここまでの差が生まれるのでしょうか? 目次 あなたのまちの介護保険料は?【全国 介護保険料マップ】 最高額は月額「9249円」に
松山市の観光列車「坊っちゃん列車」のクラウドファンディングの募集の締め切りまで1か月を切りましたが、目標金額の1割にも届いておらず市は新たにWEB広告を出して寄付を呼びかけています。 運転士不足を理由に運休していた「坊っちゃん列車」はことし3月に運行を再開しましたが、運行する伊予鉄道は車両の点検や修理などで毎年、赤字が続いているとして、資金の確保が課題となっています。 このため、松山市は6月17日を期限にインターネット上で寄付を募るクラウドファンディングを行っていますが、20日午前11時時点で190万円あまりと目標金額の2500万円の1割にも届いていません。こうした中、市は今月15日から新たにWEB広告を出しました。広告は主に首都圏や関西圏に住む人たち向けで、スマートフォンの画面などに寄付を呼びかける広告を出しクラウドファンディングのサイトにつながるようにしたということです。一方、松山市は
登板予定だった18日の試合が雨のため中止となり、ダルビッシュ投手はスライド登板で19日のブレーブス戦に臨みました。 日米通算200勝まであと1勝としているダルビッシュ投手は1回、味方が3点を先制したあとマウンドにあがると2アウトからツーベースヒットを打たれたものの後続のバッターは、低めの変化球で空振りの三振を奪い無失点で切り抜けました。 2回と3回もランナーを出しながら要所をしめたダルビッシュ投手は4回以降、テンポよく投げ込み、6回には2者連続三振を奪うなどして得点を許しませんでした。 味方打線もダルビッシュ投手の好投に応え9点のリードを奪って援護し、7回には、今シーズン最多となる9つ目の三振を奪うなど力強いピッチングを見せて勝ち投手の権利を持ったまま、この回でマウンドを降りました。 球数は99球、打たれたヒットは2本、フォアボールが1つ三振は9つ奪って7回を無失点でした。 試合は、パドレ
秋田県鹿角市の山林で倒れていた男性の遺体を搬送しようとしていた警察官2人がクマに襲われ、遺体の搬送が中断されていますが、警察などは依然として安全確保にめどが立たないとして21日以降、対応を検討することになりました。 鹿角市十和田大湯の山林では、18日、男性が遺体で見つかり、運び出そうとしていた警察官2人がクマに襲われ、頭や腕などに大けがをしました。 警察などによりますと、現場の山林にはクマがいるおそれがあり、斜面になっているため、車では十分に近づけず、安全の確保が難しいとして、遺体の搬送活動を中断しています。 警察は安全確保にめどが立たないとして20日も搬送を行わないことを決め、21日以降、関係機関と協議し、対応を検討することになりました。 一方、関係機関が、20日午後、非公開で会合を開き、市によりますと、現場周辺の入山禁止の措置をことし11月末まで続けることを決めたということです。 また
20日昼すぎ、群馬県富岡市にある「群馬サファリパーク」で、飼育員の21歳の女性が「マレーバク」にかまれ、腕を骨折する大けがをしました。警察が詳しい状況を調べています。 警察などによりますと、20日午後0時半ごろ、群馬県富岡市にある「群馬サファリパーク」にある屋外の展示スペースで、飼育員の21歳の女性がマレーバクに腕をかまれました。 飼育員は病院に運ばれ、右腕を骨折する大けがだということです。 「群馬サファリパーク」によりますと、マレーバクは、バクの仲間では最も体が大きく、かんだバクは体長1.8メートルから2メートルほど、体重およそ400キロの大人のメスだということです。 飼育員は当時、ブラッシングをしていて、子どものマレーバクが近づいてきた際に、腕にかみつかれたということです。 警察が当時の状況を詳しく調べています。 サファリパークによりますと、マレーバクのエリアは、車などに乗って見学する
4月、松山市内に出張していた警視庁の捜査員の車から捜査資料の入ったファイルを盗んだとして、20代の男の容疑者が警察に逮捕されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。 盗まれたファイルは見つかっておらず、警察は容疑者を通じて外部に捜査情報が流出したおそれもあるとみて調べています。 捜査関係者によりますと4月30日、松山市内に出張していた警視庁の捜査員が、捜査対象の人物に接触しようとしていたところ、この人物に車の中に置いていた捜査資料の入ったファイルを盗まれたということです。 このため警察が行方を追っていたところ、5月3日に愛媛県外で発見し、20代の男の容疑者を盗みの疑いで逮捕しました。 一方、盗まれたファイルはこれまでに見つかっていないということで、警察は、容疑者を通じて外部に捜査情報が流出したおそれもあるとみて、ファイルの所在の確認を進めるとともに、詳しいいきさつを調べています。 警
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