うまくいかない日に仕込むラペ 「あぁ、今日のわたしダメダメだ…」 そういう日は何かで取り返したくなる。長々と夜更かしして本を読んだり、刺繍をしたり…日中の自分のミスを取り戻すが如く、意味のあることをしたくなるのです。 うまくいかなかった日のわたしの最近のリベンジ方法。美味しいラペを…
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うまくいかない日に仕込むラペ 「あぁ、今日のわたしダメダメだ…」 そういう日は何かで取り返したくなる。長々と夜更かしして本を読んだり、刺繍をしたり…日中の自分のミスを取り戻すが如く、意味のあることをしたくなるのです。 うまくいかなかった日のわたしの最近のリベンジ方法。美味しいラペを…
第75回 ダメ人間の系譜 古来、文字というものは権威であり、たとえば私などがこうやって飄飄と用いることあたうべからざるものであった。 そもそも文字が崇高なものあることは、たとえばエジプトでは王侯貴族が用いる神聖文字ヒエログリフと、庶民が用いる民衆文字デモティックを分けていたことや、時代はぐっと下がるが日本において成立した当初の仮名の低い扱いを見ると明らかなわけであり、その崇高さゆえ古くは文学と政治は不可分であった。たとえば日本における為政というのは梅原さんや丸谷さん最近では井沢さんの主張するように御霊信仰であり(私は勝手に彼らを「怨霊トリオ」と呼んでいる)、それゆえ祝詞や和歌などは鎮魂の意味合いが強く、だから文学表現イコール為政であった。ところが、貴族社会が崩壊しはじめると同時に文学は政治から離れて存在するようになり、そうなってくるとダメ人間だって文学に手を染めるようになる。基本的にダメ人
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