「夜、雨の街、迷子」―― 1500円なのに世界観の描写がひたすら良質なPS3新作ゲーム『rain』が素晴らしい 「最後に迷子になったのはいつだろう?」―― 今回紹介する『rain』はそんなことを思い出させてくれるPS3用の新作ゲームタイトルだ。 記事後半には、このゲームの世界観そのままに、『rain』チームが仕掛けた“降水確率が高まる”道案内も用意している。なかなか面白いので読み進めてみてほしい。 透明な少女と、迷子になった少年 舞台は、夜の雨の町。 少年は、降りしきる雨の中に“透明な少女”を見つける。 怪物に追われる少女を追いかけていった彼は、いつの間にか見知らぬ場所に迷い込む。 そして雨に濡れた自分もまた、先ほど見かけた少女と同様、透明な姿になっていることに気付く。 夜の町に人影は無い。雨は、止まない。 ただただ、非力な少年 プレイヤーは“姿を失った少年”を操って、物語を進めていく。