2014年12月19日に投稿されたこの記事は、素人がお笑いを語ることが恥ずかしいものとなった頃に、それでも書きたくて仕方がなくて書かれた。「自分しか書ける人がいない」という妄想は恐ろしいが、M-1グランプリが2019年に生まれ変わったことを知ると、まだまだ味のする記事のはずだ。 はじめに、簡単な結論 2014年12月14日、『THE MANZAI 2014』を制したのは博多華丸・大吉でした。 「漫才は人柄(ニン)」「誰も傷つけない」と話す大吉先生・華丸さんの通り、どのコンビよりも人柄が出た漫才は、劇場で披露するような漫才を適度にコンテスト用にアレンジしたことも功を奏し、誰もが気持よく笑えて、本当に素晴らしいものでした。 決勝の始まる前、決勝進出者の発表をチェックしたとき、そこに博多華丸・大吉の名前があるのを見て、私はそのこと自体に感動していました。それは、今となっては誠に浅慮ながら、**「