正月といえば箱根駅伝、ということで、今年も見ていたが、とにかく5区の柏原竜二選手の強さが目立った、そんな往路だった。 過去3年は、4区まで他大学の先行を許しながら、最後の柏原選手で逆転、というパターンだったのだが、今年の東洋大は、出だしからいつになく好調で、2区で設楽啓太選手が早大を逆転して以降は、完全に独走状態。 そして、5区に入ってからも、柏原選手がまったく危なげない走りで、最後は自らの区間新を大幅に塗り替え、2位以下にタオルを投げさせるに充分なくらいの大差を付けてのゴール。 アナウンサーがどんなにオーバーな実況をしたところで、“ハラハラドキドキ感”を演出するのは無理・・・という、制作サイド泣かせの展開ではあったが、チープな演出を吹き飛ばして、自らの存在だけで見る者にアピールするのが真のアスリートだ、というのは疑いのないところで、例年中継局の過剰演出に辟易していた身としては、何とも痛快