先日のNHKで放映されたスティーブライヒのコンサートについて。オンエア時は気づくのが遅くて最後の5分間ぐらいしか見られなかったのだが、ニコニコ動画等に上がっているので全貌がわかった。Music for 18 musiciansの演奏だが、もう圧巻としか言いようがない。ライヒにしか作れない真にオリジナルな世界が展開される。ニコニコでも、最初のうちはいろいろコメントがついているが、次第に(音楽に聞き惚れているのか)静かになってくる。 生演奏ならではの見どころも多く、基調となるマリンバの演奏者が、途中で交代している様子なども興味深かった。 話が飛躍するが、クラシック音楽*1で決定的に欠けているのは「新作」の存在だと常々思っていた。もちろん現代音楽というジャンルはあるのだが、それがコンサートの主流になっているとはとても言えない。新しい曲が発表されて、最初は賛否両論だが、しだいに優れた作品がコンサー