武田恵世氏の『風力発電の不都合な真実 風力発電は本当に環境に優しいのか?』(アットワークス刊)を先ほど読了しました。 多くの日本人同様、著者も当初は「風力発電は、石油などの化石燃料を使わないので排気ガスを出さず、CO2を排出しない環境に優しい自然エネルギーだ」と信じ、大きな期待を抱き、出資しようと思っていたひとりでした。しかし、目の前で展開される事業のあまりの杜撰さ、でたらめぶりに疑問を抱き、ひとつひとつ「本当のところはどうなっているのか」と調べていきます。 そうして11年かけて調査し、検討した結果「現状では風力発電は決して推進してはならない」という結論に達し、本書を書くまでに至った、ということがまえがきに書かれています。 風力発電に期待を抱いている人には、前半だけでも読んでいただきたいと切にお願いしたいのです。 スマートグリッド、NAS電池、揚水発電所との併用の話も紹介しています。ヨーロ
朝日新聞の記者が、患者になりすまし、精神科病院に入院し、その内情を書いたルポです。こういう取材姿勢がいいかどうかは置いておき、昭和40年代の日本の精神医療のある側面を書いていることは間違いありません。やや、物の見方に、最初から先入観を持って書いているところが気になるのですが、精神医療を考える上でとても参考になる本だと思います。精神医療に関わる人は、読んだ方が良いと思います。内容はやや古いとは思いますが、精神医療の歴史を知ることもできますし、現在でも通じるテーマが残されていると思います。 著者と同じく朝日を代表するルポの書き手であった本多勝一のルポは、今読むと、今は昔の感があるのだが(故に再訪したルポもある)、本書は、先に書いておられる方のように私も“現在のルポ”と書かざるを得ない。 電パチやロボトミー手術のような、後からも分かりやすい拷問はなくなったものの、2004年であっても尚、全国1
童貞(どうてい):(1)男性が、まだ女性と肉体的交渉の経験をもっていないこと。また、その男性。(2)別名「D.T.」伝道師にみうらじゅんら。(3)30歳まで守ると、魔法使いになれる。 童貞・ビフォア・アフター。性に目覚めた男子にとって、これほどの重大事もありますまい。寝ても覚めても考えるのはそのことばかり。そんなリビドー溢れる童貞に密着した、異色のドキュメンタリー映画があるのをご存じですか? タイトルはズバリ「童貞。をプロデュース」(監督:松江哲明 2007年)。実在する2人の童貞の「非・童貞」への道程を追った、切なくも笑える性春ムービーです。 生粋の童貞であり、「純愛を経ないエッチはしない」が信条の「童貞1号」こと加賀謙三(23歳)。そしてゴミ処理場で働きながら、80年代アイドルに時空を超えた愛を注ぐ「童貞2号」こと梅澤嘉朗(24歳)。カメラは、彼らのしょっぱい日常を追いながら、ありのま
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