中年の男女の不倫の恋を切なく描き、世界的なベストセラーとなった小説「マディソン郡の橋」の著者で、作家のロバート・ジェームズ・ウォラーさんが10日、アメリカ南部テキサス州の自宅で亡くなりました。77歳でした。 1992年に出版した小説「マディソン郡の橋」はアイオワ州にある屋根付きの橋を撮影に訪れたカメラマンと、孤独を抱えながら地元で暮らす農家の妻との4日間の不倫の恋を切なく描き、ベストセラーとなりました。 「マディソン郡の橋」は、その後、日本でもベストセラーとなり、40以上の言語に翻訳されて世界中でおよそ1200万部が販売されています。 また小説は1995年に映画化され、俳優のクリント・イーストウッドさんやメリル・ストリープさんが不倫の男女を演じ、日本をはじめ世界でヒットしました。 ウォラーさんの代理人によりますと、ウォラーさんは10日朝、南部テキサス州にある自宅で病気のため亡くなったという