筋肉の収縮は、その中に含まれるたくさんの運動単位の活動の和として表れます。これらの運動単位はすべてが同時に働いているわけではなく、活動している(収縮している)運動単位と休んでいる運動単位が存在します。 ☆ポイント☆ 筋収縮の基本は運動単位の活動である 疲れにくい運動単位は緩やかで持続的な収縮を行い、疲れやすい運動単位は強く短い収縮を行うとしばらく休んでしまいます。そこで筋肉が収縮を行う際には、収縮の持続時間が長く疲れにくい運動単位から優先的に使用されます。まずS型の運動単位が収縮し、弱い力で済むときにはS型の運動単位のみが収縮していますが、強い力を必要とされるときにはFR型の運動単位も収縮します。さらに強い力が必要とされるときにはFF型の運動単位も収縮します。収縮が弱まる際には、より疲れやすい運動単位から先に休み始めることがわかっています。 ☆ポイント☆ S型の運動単位はひ弱だけど働き