Jリーグにおける外国籍選手といえば、ブラジル人や韓国人のイメージが強い。しかし、近年その傾向は弱まり、ヨーロッパからも多くの選手が日本でのプレーを選ぶようになった。彼らはどんな思いを胸にJリーグのピッチに立っているのだろうか。第2回はJ2のFC岐阜で抜群の存在感を発揮するスペイン人MFシシーニョのJリーグへの憧れに迫った(不定期連載です)。(取材・文:舩木渉) 5位本田、4位原博実、1位は…日本代表歴代得点ランキングトップ5 「こんにちは! あなたとコンタクトを取りたいのですが、僕はどうすればいいですか?」 これを読んでいる皆さんは覚えているだろうか。2016年9月のこと、ある1人の外国人選手が当時J1のアビスパ福岡にツイッターでラブコールを送った。 シシーニョ・ゴンザレス・マルティネス。 スペイン・カスティーリャ=ラ・マンチャ州のアルバセテ出身で、“シシ”という愛称で知られている。
横浜F一筋の男に突き付けられたクラブ消滅。元代表・前田治が報道前夜に受けた電話【フリューゲルスの悲劇:20年目の真実】 かつて、横浜フリューゲルスというJクラブがあった。Jリーグ発足当初の10クラブに名を連ねた同クラブは、1999年元日の天皇杯制覇をもって消滅。横浜マリノス(当時)との合併が発表されてから2018年で20年となる。Jリーグ発足から5年ほどで起きたクラブ消滅という一大事件を、いま改めて問い直したい。(取材・文:宇都宮徹壱) 「横浜フリューゲルスの前田」と言えば、貴方は誰をイメージするだろうか。最後のシーズン、選手会長としてチームをまとめ、全日空との交渉に当たった「男前田」こと前田浩二を思い浮かべるファンは少なくないだろう。一方で忘れてならないのが、前田治である。 東海大在学中に日本代表に選出され、国際Aマッチ14試合に出場して6ゴール。鳴り物入りで88年に全日空に「プロ」とし
1974年、愛知県生まれ。ライター、コラムニスト、編集者。横浜国立大学経済学部卒業後、映画配給会社のギャガ・コミュニケーションズ(現ギャガ)に入社。その後、キネマ旬報社でDVD業界誌の編集長、書籍編集者を経て、2013年に独立。著書に『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)、『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』(PLANETS)、『ぼくたちの離婚』(角川新書)、『「こち亀」社会論 超一級の文化史料を読み解く』(イースト・プレス)、『オトメゴコロスタディーズ フィクションから学ぶ現代女子事情』(サイゾー)、『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形』(光文社新書)、『ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生』(朝日新書)がある。 「2023年 『こわされた夫婦 ルポ ぼくたちの離婚』 で使われていた紹介文から引用していま
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