柏、監督代行は井原ヘッド　ＤＦ石川は札幌へ移籍 Ｊ１柏は１５日、高橋真一郎監督（５１）の退任を正式に発表、当分の間、井原正巳ヘッドコーチが監督代行を務めることも併せて発表した。後任監督については「現在交渉の最終段階にある」としている。 また、ＤＦ石川直樹（２３）がＪ２札幌へ期限付き移籍すると発表した。期間は来年１月３１日まで。石川は柏ユースを経て、０４年に柏入り。これまでリーグ戦にはＪ１で通算４３試合、Ｊ２で通算１５試合に出場した。 柏で生まれ育った“生え抜き”だけに「とても悩んだが、サッカー選手として成長するために、自分を信じて、新しいチームでチャレンジすることを決意した」という。

千葉がＭＦ太田を獲得 Ｊ１千葉は１５日、柏からＭＦ太田圭輔（２７）を獲得したと発表した。太田は２００７年シーズン途中に清水から柏に期限付きで移籍し、Ｊ１のリーグ戦通算で１１７試合で１３得点を挙げている。

千葉、ライバル・柏からＭＦ太田獲得 千葉がＪ１残留争いのライバル柏からＭＦ太田圭輔（２７）を完全移籍で獲得した。太田は０７年途中に清水から柏へ移籍。石崎前監督（現Ｊ２札幌監督）のもとレギュラーに定着した昨年は持ち前のスピードを生かしてゴールを量産し、６月には日本人得点ランクトップに立ったこともある。だが、指揮官が高橋監督に交代した今季はここまで７試合出場と出番が激減。得点力もある日本人クロッサーを探していた千葉と、出場機会を求める太田側の思惑が合致した。すでにクラブ間合意に達しており、近日中に正式発表される。

深井＆巻　親友アベック弾で巻き返しを ゴールすると公式戦９戦全勝の千葉ＦＷ深井が、親友のＦＷ巻に挑戦状を叩きつけた。今季ともにチーム最多の４得点。初の連勝が懸かる１１日の神戸戦（フクアリ）はどちらが単独トップに躍り出るかにも注目が集まるが、深井は「（自分が先に）抜きますよ、そこは」とニヤリ。続けて「でも、あいつは取る時はまとめて取るからなー」と“ライバル”の動きを警戒した。深井の言葉を伝え聞いた巻は大笑いした後「深井が点を取ると負けないですからね。まずは深井に取ってもらって僕も一緒に取れれば」とこちらもニヤリ。２人のアベック弾も４戦全勝。前節で約３カ月ぶりに降格圏を脱出したが、２人のゴール量産でさらなる巻き返しを狙う。

故障者続出の千葉　負傷組も練習に参加 千葉は７日、１１日の神戸戦（フクアリ）に向けて午前、午後の２部練習を行った。故障者続出で６月２７日の大宮戦のベンチ入りは定員より２人少ない５人で、４日の大分戦も１人少ない６人。大分戦では状態の悪い九石ドームの芝生でＤＦ和田、ＭＦ谷沢、ＭＦ下村まで負傷した。だが、和田と谷沢は元気に練習参加。下村は神戸戦で出場停止のため室内で別メニュー調整を行った。

千葉残留切り札！ブラジル人ＦＷ獲得 リーグ１６位でＪ２降格危機に直面する千葉が、Ｊ１残留の切り札として新助っ人の獲得に成功した。加入が決まったのはブラジルのビトーリアに所属するＦＷネット・バイアーノ（２６）で、すでに仮契約を完了。今月中に来日してチームに合流する。 バイアーノは１メートル８７、８２キロの恵まれた体で、０５年に韓国Ｋリーグ全北でプレーしたこともある左利きのストライカー。現在は、過去にフッキ（ポルト）やダヴィ（名古屋）を輩出したバイーア州リーグで得点王争いをしており、得点力には定評がある。日本リーグ時代から唯一２部降格のない千葉は０７年まで在籍した元日本代表ＭＦ水野晃樹（２３＝セルティック）へ復帰を打診しているが、それに先駆けての補強となった。また今月契約が切れるＭＦミシェウ（２７）とは契約を更新する。

オシム流祝福「Ｗ杯でいかに戦うかです」 ６日のＷ杯アジア最終予選でウズベキスタンを１―０で下し、４大会連続Ｗ杯出場を決めた日本代表イレブンに、オシム前監督がメッセージ。「日本はＷ杯予選を世界で一番速く突破しましたが、速さそのものが目的ではありません。これからはＷ杯でいかに戦うかです。プレーのバリエーションを増やすことを含めよく準備をするべきです。それは、さまざまなタイプの相手と対戦する際に状況に応じて使い分けられる能力です。そして、１次リーグでの対戦相手が決まったらよく研究し、リスペクト（尊敬）してください。過去の教訓から学ぶべきです。大切なのは自信を持つことです。知恵を働かせ勇気を示してください。私も一緒に応援します」とエールを送った。

戻ってきて…千葉が水野再獲得に動く Ｊ２降格危機に直面する千葉が０７年まで在籍したセルティックの元日本代表ＭＦ水野晃樹（２３）の再獲得に動いていることが６日、明らかになった。すでに代理人のロベルト佃氏に復帰を打診。背番号７を提示して猛アタックを続けている。 千葉は０７年シーズン後に水野ら主力５人が大量流出。昨季は最終戦でＪ１残留を果たしたが、今季も２勝６分け５敗で降格圏の１６位に低迷している。総得点はＪワースト３位の１３得点で、得点力不足はＦＷ巻に入れるクロスの正確性に欠けることが最大の要因。そこで精度の高いクロスを持ち、千葉を熟知している水野に白羽の矢を立てた。水野は１１年６月末日までセルティックとの契約を残すが、クラブは期限付きでの獲得も検討。すでに提示した７番はＵ―２３日本代表でつけた思い出の番号で“古巣で心機一転”の思いも込めた。 ５月２６日に帰国した水野は４日から千葉で

大宮“キャプテン小林”を柏にレンタル Ｊ１大宮は１日、ＭＦ小林慶行（３１）がＪ１柏に期限付き移籍すると発表した。期間は２０１０年１月３１日まで。 小林は１９９９年にＶ川崎（現東京Ｖ）に入団、２００６年に大宮に移籍し、Ｊ１通算２４７試合に出場。今季はチームのキャプテンを務めており、大宮はキャプテンをＭＦ藤本主税に変更した。 柏は同日、小林の獲得を発表。小林は「新たな挑戦をしようと思い、移籍を決意しました。とにかくチームの力に少しでもなれるように努力していきます」とのコメントを出した。２日にチームに合流する。

柏が緊急補強…大宮主将・小林慶を獲得へ 柏が大宮のＭＦ小林慶を期限付き移籍で獲得することが決定的となった。今季は即戦力として獲得したＭＦアルセウが２月に右ひざに重傷を負って５月２９日に登録を抹消。ＭＦ杉山も体調不良で万全ではなく、ボランチの補強が急務となっていた。大宮で主将を務める小林慶は、今季は控えに回る機会が多くなったものの展開力のあるボランチ。１７位に低迷するチームのけん引役として期待が大きい。

９０分以内での１０連敗はワースト２位 大分がリーグ戦１０連敗。Ｊ１での１０連敗以上は延べ７チーム目で、ワースト記録は９６年の京都の１７連敗。９０分以内での１０連敗は前出の京都（１２連敗）に次いで、９７年の神戸と並ぶワースト２位タイだ。過去１１連敗以上で監督交代がなかったのは、Ｊ２降格となり１１連敗のままシーズンを終えた９９年の平塚だけ。また、９８年の神戸（１６連敗）を除き、１１連敗以上のチームはいずれも最終的にシーズン最下位に終わっている。

横浜苦戦ドロー…このままでは俊輔頼みに？ 【横浜１－１千葉】横浜は、３バックから４バックに変えて３試合目だったが、手応えはつかめなかった。後半４３分にＤＦ小宮山がこぼれ球を押し込んで追いつくのがやっと。ＤＦ中沢は「守備は共通理解を持っているが、攻撃は全部足元で、裏を突く動きがない。攻撃のバリエーションを増やさないと」と指摘した。リーグ戦が再開する６月２１日の浦和戦はセルティックＭＦ中村の復帰初戦となる可能性もあるが、このままでは中村頼みになりかねない状況だ。

巻先制ヘッドも…千葉　横浜に勝てない！ 【千葉１―１横浜】千葉が残り２分で勝利を逃した。後半５分にＦＷ巻のヘッドで先制しながら、同４３分、クリアミスを小宮山に決められ、１―１のドロー。今季公式戦で先制した６試合すべてを引き分けに持ち込まれるとともに、０４年第１ステージを最後に勝てない横浜戦は１０戦連続未勝利となった。降格圏脱出にも失敗。「勝利につながるゴールが取りたいです」。リーグ３戦連発の巻がうめいた。

大分ワースト１０連敗…溝畑社長　涙の謝罪 【大分０－１広島】大分が１０連敗を喫した。延長戦が廃止された０３年以降ではＪ１ワースト記録となった。試合後、溝畑宏社長（４８）はサポーターに涙の謝罪を行い、３１日に説明会を開き、チーム再建策について説明することを発表した。昨季リーグ戦で４位に入り、ナビスコ杯を初制覇し旋風を起こした“シャムスカ大分”が崖っ縁に追い込まれた。 【試合結果 大分の日程＆結果】 大分の溝畑宏社長は試合後、怒るサポーターを前に涙の謝罪を行った。「申し訳ありません。もう一回立て直し、一丸となって頑張ります」。その言葉は怒号にかき消され、頭を下げた溝畑社長と原靖強化部長にヤジが降り注いだ。 延長戦が廃止された０３年以降では、９７年横浜ＦＣの９連敗を抜きＪ１最多記録になる泥沼の１０連敗。シャムスカ監督は「きょうもいい試合はできたが、決められてはいけない時間帯で失点し、