資金難に陥っている来季Jリーグ2部(J2)の大分は12日、経営悪化とJ2降格の責任を取り、11月に辞意を表明した溝畑宏社長(49)に加え、皇甫官副社長(44)原靖強化部長(42)の3人が取締役を辞任すると発表した。 溝畑社長と皇甫官副社長は12日付で退団。原部長は当面は社員として残るが、来季の去就は未定。後任の代表取締役が決まるまでは青野浩志経営企画部長が代行を務める。 またこの日の臨時取締役会で、来年1月末で9億1600万円になる見込みの実質債務超過額を2014年1月末までに解消する再建計画を承認した。 【続きを読む】
経営難でJリーグから最大6億円の融資を受ける来季J2の大分が11日、大分市内で再建方針の概要を発表した。Jリーグの鬼武健二チェアマン(70)は「経営的に安定した時には、素晴らしいクラブに生まれ変わると信じている」と、大分の再建に期待した。公式試合安定開催基金10億円のうち6億円を貸し付けるのは「Jリーグにとっても、大変な決断」としながらも「クラブを自治体、地元企業、地域住民が支えている。だからこそ、貸し付けることを決めた」と話した。 今年2月の理事会で、基金を完済しない限りJ1昇格の資格がないことを決めている。すでにJ規約も改正されており、鬼武チェアマンは「3年間かかるのなら、その間の昇格はない」と断言。資格がないチームが3位以内に入った場合、昇格チームをどうするかは理事会で決めるという。
経営難でJリーグから最大6億円の融資を受ける来季J2の大分が11日、大分市内で再建方針の概要を発表し、10年1月末で9億1600万円に達する見込みの実質債務超過額を4シーズン後の2014年1月末までに解消する計画を示した。J1復帰には、融資の完済と債務超過解消が条件。来季だけでなく短期間での再昇格を事実上断念し、J2で経営改善を図ることになった。ポポビッチ監督(42)の退任も発表されるなどコストカットの動きが急になってきた。 大分が掲げた「1年でJ1復帰」の構想はもろくも崩れた。発表された再建方針によると、9億円を超える実質債務超過額を解消できるのは14年1月末。チームが優勝しても、昇格条件の3位以内に入っても、13年シーズンまではJ2。J1復帰は、早くても14年シーズンまで待たなければならない。選手には、気が遠くなるような年月だろう。 再建方針には、シーズンチケットの販売数倍増を目指すこ
経営難でJリーグから最大6億円の融資を受ける来季J2の大分が11日、大分市内で再建方針の概要を発表し、来年1月末で9億1600万円に達する見込みの実質債務超過額を4シーズン後の2014年1月末までに解消する計画を示した。J1復帰には融資完済と債務超過解消が条件のため、来季だけでなく短期間での再昇格を事実上断念し、J2で経営改善を図る。 再建方針にはシーズンチケットの販売数倍増を目指すことや、露出効果が高い発光ダイオード(LED)看板を導入して広告スポンサー増を狙うことなどが盛り込まれた。また今季は10億4000万円だったトップチームの人件費を来季は5億4900万円に削減し、その後は3億円台まで圧縮する。13日に立ち上げる支援組織「大分トリニータを支える県民会議」(仮称)を経て、再建計画としてJリーグに提出する。融資の返済は3年以内を求められている。
大分短期昇格も断念…主力流出避けられず 経営難の大分が11日、再建方針の概要を発表し、実質債務超過額が来年1月末で9億1600万円に達すると明らかにした。 J1復帰には債務超過解消などが条件となるため、来季だけでなく短期間での再昇格を事実上断念し、J2で経営改善を図る。再建方針では債務超過解消は早くても13年1月とされ、J1復帰は13年以降になる。再建方針にはシーズンチケットの販売数倍増を目指すことや、露出効果が高いLED看板を導入して広告スポンサー増を狙うことなどが盛り込まれた。またトップの人件費も大幅に削減する。これに伴い、ポポヴィッチ監督の今季限りでの退任を発表した。後任は未定。主力選手の流出も避けられない見通しとなった。
勇人が京都退団へ…国内外で移籍先探す 京都のMF佐藤勇人(27)が退団の意思を固めたことが7日、分かった。佐藤は今季、9月19日の磐田戦で下顎(がく)骨骨折の重傷を負いながらもリーグ戦28試合に先発出場。主将としてチームを引っ張った。 しかし、契約交渉の際にクラブ側が示した来季のビジョンに疑問を抱き、今季限りで契約が切れることもあり退団を決断した。国内外で移籍先を探す。
浦和サポ居残りにF東京社長が激怒!! ◆J1第31節 F東京0─1浦和(8日・味の素スタジアム) 歓喜の浦和サポーターが試合後もスタンドに居残って勝ちどきを上げ続けたことに、F東京の村林裕社長が激怒。観衆の速やかな退場を求め、公衆の面前で浦和の橋本光夫社長を一喝する一幕があった。異例のトップ対決に発展したが、菊地秀夫マッチコミッショナーを通じ、この問題はJリーグに事情報告される見通しだ。
FC東京 ACL出場は絶望的 【FC東京1−2千葉】FC東京の来季ACL出場権の獲得が、極めて難しい状況となった。 警戒していたクロスへの対応が甘く2失点。出場停止で梶山、右足首負傷で長友を欠き、さらに後半18分に2度目の警告で平山が退場すると、もはや反撃の力は残っていなかった。城福監督は「ナビスコ杯を獲って、おなかいっぱいとは言われたくない」と話したが、3日のナビスコ杯優勝後は公式戦1勝3敗と低迷。3位以内の可能性は消滅し、ACL出場には4位に入り、さらに上位3クラブのいずれかに天皇杯制覇を託すしかなくなった。村林社長は「残り2連勝して元日を待ちます」と話していた。
大分選手と涙の抱擁!溝畑社長「気持ちで戦ってくれた」 【大分1―0川崎F】深刻な資金難でJリーグからの巨額融資が決まり、溝畑社長が今季限りの辞任を表明するなどピッチ外の問題に揺れる大分が川崎Fを倒す意地を見せた。決勝点を演出した金崎は「今週は多くのことがあったし、社長のためにとチームがまとまった。結果を出せてよかった」と安堵した。 パスワークと球への鋭い出足で前節まで首位の川崎Fを封じ込め、後半16分に金崎の折り返しをフェルナンジーニョが2戦連続となるゴールを決めた。ポポビッチ監督は就任後最高とも言える出来に「組織的で攻撃的なサッカーで結果を出せた」と選手たちを称賛した。第29節の清水に続いて上位チームを破り、8戦連続負けなしとなった。 試合後、涙を流しながら選手たちと抱き合った溝畑社長は「気持ちで戦ってくれた。うれしかった」としんみり話した。
経営難の責任取り…大分社長が涙の辞任 深刻な資金難に陥り、Jリーグの公式試合安定開催基金から最大6億円の融資を受けることになった大分の溝畑宏社長(49)が20日、大分市内で会見し、経営責任を取り12月5日のJ1今季閉幕をもって辞任すると発表した。その後は皇甫官副社長(44)が社長代行を務め、年内に新社長を決める。 溝畑社長は1994年の発足当時からクラブにかかわり、04年8月に現職に就任。溝畑社長は会見で「クラブの新しい発展のため退任する。今年は選手や監督のコストをもっと厳しく管理すべきだった」と涙ながらに反省を交えて語った。
<J1:千葉2-1東京>◇第32節◇22日◇フクアリ 千葉が、先制した。前半25分、左サイドからDFアレックスが挙げたボールをニアサイドでFW新居が頭で合わせた。東京もすぐさま反撃。30分にゴール前の細かいパス回しからFW赤嶺が抜けだし、右足ゴールで追い付いた。 千葉は後半1分、DF坂本の右からのクロスを中央で途中出場のFWネット・バイアーノが頭で押し込み、再びリードを奪った。東京は18分にFW平山が2枚目の警告を受けて退場。千葉は7月4日の大分戦以来、4カ月半ぶり、江尻体制になって初勝利を挙げた。
経営難に陥っている大分の溝畑宏社長(49)が責任を取り、辞任の意向を固めたことが19日、分かった。20日にも会見する。Jリーグ関係者によると、J2降格が決まった時点で辞任に傾き、Jリーグから最大6億円の巨額融資を受けるめどがついたことで、けじめをつけることにした。 溝畑社長は自治省(現総務省)から90年に大分県に出向。94年の大分発足時から運営に携わり、04年に社長に就任した。この日、大分市内の本社で開かれた定例役員会では今後の再建策などについて涙ながらに説明したという。報道陣には「話すことは特にない」と言葉を濁したが、辞意は固く、1年でJ1復帰を目指す大分は来季、新体制で出直すことになる。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く