http://wwws.warnerbros.co.jp/wherethewildthingsare/ この映画は私にとって反則すぎる。原案になっている絵本が好きなんだからかいじゅうが動いているだけでもう、降参。白旗をあげるしかない。しかも、自分が絵本を読んでいて「かいじゅうってこんな感じなんだろうな」と思っていたとおりの動きとヴィジュアル!絵本で描かれている以外のかいじゅうの姿、声。懐かしさが込み上げ、魂を持っていかれる。絵本の骨子をしっかりと受け継ぎつつ、絵本では見たことない世界があった。 子どものころ、絵本が好きだった、空想するのが好きだった、親から理不尽な仕打ちを受けた、さみしいという言葉を言えなかった、叫んで暴れるしか解決方法を知らなかった……そんなかつての子どもたちをピンポイントで攻撃する。 カメラワークが子ども=主人公マックスの視点と重なると同じ映像を観たことないのに、猛烈な