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ブックマーク / blog.tokon10.net (3)

  • 東京SF論『真・女神転生』をめぐる外挿法(エクストラポレーション)の射程

    引き続いて、岡和田晃による『真・女神転生』論をご覧ください。 『真・女神転生』をめぐる外挿法(エクストラポレーション)の射程 岡和田晃 論考では、今や一大産業と化した感のある『女神転生』シリーズの中でも、人口に膾炙し、かつ尖鋭的なシナリオと練りこまれたゲーム性によって、名実ともにシリーズを代表する傑作との評価を崩さない『真・女神転生』と、同タイトルが体現したSF的想像力について、主に、SFの重要な技巧である外挿法をめぐる形で論じていく。 ●空無化された境界 「メガテンの記憶」において鈴木一也は、『女神転生』シリーズの出発点を、西谷史の小説『デジタル・デビル・ストーリー』が体現したような、「伝奇モノと云われるバイオレンスとセックスとクリーチャーの盛り合わせ」に置いている。加えて鈴木は西谷の小説を、ライトノベルの最初期の作品として位置付けている。 伝奇小説が有したいわゆる偽史的想像力と、その

    東京SF論『真・女神転生』をめぐる外挿法(エクストラポレーション)の射程
  • TOKON10実行委員会公式ブログ | 特別掲載:東京SF論『メガテンの記憶』

    今回の東京SF論は、コンシューマーゲームを中心にマルチな展開を見せる『真・女神転生』(スーパーファミコンソフトほか、アトラス、1992)を取り扱います。 言うまでもなく『女神転生』シリーズは、ゲームというジャンルにおいて、東京SFのコアへ最も接近した作品の一つであると言えるでしょう。 その質へ少しでも迫っていくため、まずは、『女神転生』シリーズに深く関わり、『女神転生?』、『真・女神転生』、『偽典・女神転生』のメイン・シナリオライティングを担当された鈴木大司教こと鈴木一也様にお願いして、『女神転生』についての文章を書いていただきました。 なお、鈴木一也様は過去、SF大会にゲストで招かれたこともあるほどSFに対しても理解が深いのですが、創作への情熱がほとばしるこの文章を目にすれば、東京というダンジョンを表現する鈴木一也様の視点が、まさしくSFにほかならないことがわかるでしょう。 メガテンの

    TOKON10実行委員会公式ブログ | 特別掲載:東京SF論『メガテンの記憶』
  • 東京SF大全 4「魔界塔士 Sa・Ga」 | TOKON10実行委員会公式ブログ

    「魔界塔士 Sa・Ga」(ゲームボーイソフト、スクウェア、1989年) 「この塔は、天界へと通じているんだ」。 1989年に小学2年生だったぼくは熱狂した。神、というのもよくわかっていなかった。だが、GAME BOYで最初のRPGは面白かった。世界は狭く、わかっているのは1の、とても長い塔があり、その塔を伝えば別の世界へ行けるということ。もっとずっと大きくなって、「バビロンの塔」というSFを読んだ時、この『Sa・Ga』の塔を思い出したっけ。 それはともかく、敵のモンスターは強かった。時には20体以上もの敵が現れ――容赦なく何発も攻撃を受け――ヒットポイントが0になると、無慈悲に「しんだ」と表示される。このシリーズで「しんだ」なんて表記が出たのは、最初の『魔界塔士Sa・Ga』だけだ。 追加の生命を買うこともできるが、あまりにも法外な価格(50000ケロ)だったため、最初からやり直したほうが

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