今年2月に他界したシンガー・ソングライター加地等のドキュメンタリーが完成。7月7日(木)渋谷アップリンク・ファクトリーで都内で初めての上映会が行われる。『加地等がいた -僕の歌を聴いとくれ-』は、豊田道倫、前野健太らアーティストから賛辞を寄せられながらも、不遇な活動を余儀なくされた彼の歌の世界と私生活を赤裸々に綴っている。今回のイベントではその豊田道倫、前野健太に加え、初期の作品のプロデューサーである三沢洋紀そして東京で彼の作品のリリースに尽力したケバブレコードの岡敬士を迎え、加地等の音楽の魅力が語られる。プライベートでも彼と交流の深かった堀内博志監督に、今作を完成させるまでの経緯を語ってもらった。 この人おかしいな、でも、どこか人懐っこい ──監督と加地さんの出会いから教えてください。 高円寺に豊田道倫さんのライブを観にいって、打ち上げで飲みに行こうかという時に、豊田さんが「加地等という