沖縄県内で米軍人が逮捕される事件が2週間で13件と相次ぎ、県や基地周辺自治体が12、13日と連日、再教育の徹底などを求めて米軍に抗議した。しかし、12日夜も、追突事故を起こした米軍人が道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で新たに現行犯逮捕された。 県警によると、逮捕されたのは在沖米陸軍トリイ通信施設(読谷村)所属の二等兵、ニコラス・ランド容疑者(22)。沖縄市内の県道で12日夜、酒気を帯びた状態で車を運転した疑いがある。追突事故を起こし、直後の検査で、呼気からは基準値の約5倍のアルコールが検出されたという。 県内では10月25日~11月8日、タクシー運転手に対する強盗容疑など、米海兵隊員らが逮捕される事件が13件発生。県によると、うち3件は、新型コロナウイルス対策で在沖米海兵隊が軍人らに立ち入りを禁じていた那覇市内での発生という。