写真家ジョナサン・ダンコ・キエルコースキーは、引き揚げられたコスタ・コンコルディアに忍び込んだ。そこで彼が撮らえたのは、醜くも美しい廃船となったコスタ・コンコルディア号の姿だった。船に忍び込むまでのいきさつ、幽霊船に乗船した感想を彼は語ってくれた。 どうしてコスタ・コンコルディア撮影のアイディアが浮かんだのですか。 コスタ・コンコルディアの座礁事件以来、ずっと興味があった。どうしたらあんなに巨大な物体が、ささいなミスと、ちょっとした岩にぶつかるだけで転覆するのか不思議でしょうがなかった。それから、海底から船を直立に起こすための技術、500人もの作業員、9,600億円を超える作業費用も気になっていた。解体のため、船がジェノバ港に運ばれたのを知って、見てみたくなったんだ。 見るだけでなく乗り込んだんですね。 1度目ははうまくいかなかった。沿岸警備隊に捕まって、引き返すしかなかった。2週間後にも
![壊れゆく豪華客船コスタ・コンコルディア](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/aa221ae5b64c318f71a12ec1c657d37c49f4de98/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fvideo-images.vice.com%2Farticles%2F5a83d3f0ce92f651d1b1f463%2Flede%2F1518588956867-costa-concordia-01.jpeg%3Fimage-resize-opts%3DY3JvcD0xeHc6MC44NDQ1OTQ1OTQ1OTQ1OTQ2eGg7Y2VudGVyLGNlbnRlciZyZXNpemU9MTIwMDoqJnJlc2l6ZT0xMjAwOio)