火災生態学 (Fire ecology) 有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡 1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ 火災撹乱 (fire disturbance) 自然火災 natural fire → 落雷 (アラスカ) 人為 anthropogenic fire: → 温暖化に伴う地域的降水量減少による高温・乾燥 + 焼畑・プランテーション造営、産業造林火入れ 日本の森林火災で原因特定できたものの殆ど はじめに 火災生態学(fire ecology)とは、日本ではあまり聞きなれない言葉だが、世界の様々なところで自然火災は頻繁に発生している。その結果、火災に適応した様々な生物や生物群集が認められる。火災頻発地域では、例えば、南アフリカやオーストラリアでは煙 により発芽が誘導される種の存在が顕著であり、アラスカやカルフォルニアでは火災直後にのみ種子散布を行う種が存在