今更かつ大した話じゃないけど『魔法少女まどか☆マギカ』9話、佐倉杏子と美樹さやかの関係について少し雑談。 あと、9話までの物語が10話で反転する、その対照の描き方を改めて振り返ると見事だね、という話を少し。 タイトルにも明示したけれど、10話までのネタバレを含むので、未視聴でネタバレを嫌う方は飛ばしてください。 杏子のさやかへの思いって、全てではないにせよ、偏った他者救済に走った父親や、巻き込んで死なせてしまった妹を投影している部分は大きい。 初対面の相手に対しては大きすぎる苛立ちも、自分の過去を話さずにはいられなかったことも、その後の急激な肩入れも、それを抜きにしては語れない。 なので、最期に呟く、 「一人ぼっちはさみしいもんな…」 も、ほむらの多くの発言が実はなにより自分について語っているのととても似ている。 自分の過去を投影しているさやかの破滅を目の前で見せつけられての「魔法の力は自