クレジットカードのリボ払い、高リスクの投資信託……。詐欺のような犯罪だけではない。実生活にはお金にまつわるさまざまなトラップがあり、リテラシーがなければ誰かの「養分」にされてしまう。経済記者として20年超の経験を持つ高井浩章氏は、娘にお金の大切さと怖さを教えるために、経済をテーマにした青春小説を書き下ろした。最大の狙いは「お金は汚い」という洗脳を解くことだった――。 「カネもうけ」はなぜガティブなのか 「カネもうけ」。この言葉、ちょっとネガティブな感じがしませんか。不当な利益を上げる商売、といったような。「不労所得」というのもネガティブワードですよね。汗水たらして働きもしないで、株式の配当や賃貸収入でもうけるケシカラン輩、といった感じの。「目指せ憧れの不労所得生活」なんて文句には、「『ズルしてる側』にまわりましょう」というニュアンスがある。「カネがカネを生む」なんていう、資産運用はいかがわ
!["お金は汚い"という洗脳を受けた子の末路 | プレジデントオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f8ec0b4309533beeaa2d861b4de579c22c2b4963/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2Fc%2F1200wm%2Fimg_ac03c0e9657d270819afca42b5e971fd382936.jpg)