ついに、Standard Performance Evaluation Corporation(SPEC)がハードウェア仮想化とOS仮想化向けとして初の業界標準ベンチマークをリリースした。SPECvirt_sc2010だ。 同標準化団体では2006年11月からこれの準備に取り組んでいた。 同ベンチマークはウェブサーバ、Javaアプリケーションサーバ、そしてメールサーバ3つの典型的なワークロードの動作をシミュレートする設計となっている。 同団体では、このために既存のSPECベンチマークを利用して仮想化環境におけるパフォーマンスを計測するよう修正を加えた。それが、SPECweb2005、SPECjAppServer2004、およびSPECmail2008だ。 SPECvirt_sc2010はVMware社のVMmarkベンチマークが採用するものと同じタイルのアプローチを採用してスケーラビリティ