あなたは「現場」に出る官僚をどう思いますか?――こう聞けば、たいていの人は「評価する」と答えるのではないか。 霞が関の机の上に座ってるだけじゃなくて、現場に行って、課題を肌身で感じて、それで大事な税金をどう使うか考えて欲しい、と。 じゃあそれが「出会い系バー」だったら?――話は変わってくる、のか? 私は、貧困問題全般に関心を寄せる中年男性だ。 中年の男性なので、若い女性の貧困問題が出てきたときは、実際どうなっているのか、今一つわからないと感じ、知りたいと思った。 家出少女などを支援する仁藤夢乃さんがやっている女子高生サポートセンターColaboの主宰する「夜の街歩きスタディツアー」に参加した。 繁華街で、仁藤さんが「あの人も(キャバクラなどの)スカウト、あの人も…」というのを聞いて、全然わからなかったと思った。自分自身が声をかけられたことがないので、声をかけられた人たちが経験的に「わかるよ