解散して2年(だっけ)になるKEMURI。そのヴォーカルが初ソロアルバムをリリースした。 KEMURIが昇り調子だったころ、おれは週一くらいのペースでライブハウス通いをしていた。もちろんKEMURIも何回も見た。どの曲もよくできていて、パフォーマンスもよくて、これなら人気でるよなあと思った。 でも、おれはいまひとつ夢中になれなかった。彼らのメッセージ、善意と熱意にあふれたそのメッセージがいやだった。宗教かよ、そう思った。 今、おれが聞いている曲、ハロプロでも腐男塾でも、その中には当時の感覚で聞くなら「宗教」で切り捨てられるものが何曲もあると思う。今のおれがそうしないのは歳をとってボケたということだろうか。それとも、KEMURIのときほど真剣にそれらの曲をうけとめていないということなのだろうか。 で、伊藤ふみおのアルバム。気にはなるのだが、たぶん、買わないだろうな。