新興国通貨に手を出すな! 日本の銀行はマイナス金利、下手をすると「口座維持手数料」を取られるなんて話まで出てきている。その一方でアメリカは昨年来ゆったりしたペースながら、利上げへと舵を切った。どうせなら、利息がきちんとつくドル建て外貨預金にしたい—そう考えるのが自然だろう。 ただし、外貨建ての資産は、当然のことながら為替の変動リスクが大きい。ファイナンシャルプランナーの紀平正幸氏が、外貨預金の基礎を語る。 「為替差益を得られる金融商品の代表的なものは外貨預金です。しかし外貨定期預金は避けた方が賢明です。外貨定期預金は原則として途中で解約することができないため、円安や円高に振れたからといって好きなときに解約して差益を得ることはできません。 定期にしたほうが金利が高くなるのでいいと考えがちですが、それよりも為替の変動の影響が大きいため、いつでも解約できる流動性が大切になります。いちばんいいのは
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