おもしろ絵本作家のキングコング西野さんが2000円(税抜き)で売っている絵本『えんとつ町のプペル』が「高くて買えない!」という子どもの声に応えてウェブ版を無料公開したところ、紙の本がますます売れた! と話題になり、賛否両論を巻き起こしています。 「その心意気やよし!」と思ったAmazonでポチった人や、「新しい!」と絶賛している人、「そんなことしたらクリエイターが食えなくなる」と批判している人が(私の周囲でも)散見されます。 しかし、「紙の本は有料で売られている作品が、ウェブでは無料で見られる」ことは昨今とくに珍しくなく、この手の議論は既に結論が出ていると言っていいくらい今更すぎるのに沸騰しているので、どのくらい新しくないのかを整理しておきたいと思います。 たとえば古くは翻訳家・評論家の山形浩生氏が2000年代から自分のサイトで公開した原稿を書籍化しても売れることを実践してみせたりしていま
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