アメリカ大統領選挙をめぐって、内部告発サイト「ウィキリークス」は7日、民主党のクリントン候補の陣営の責任者を務めるポデスタ氏のものだとするメールおよそ2000通をインターネット上に公開しました。この中には、クリントン氏がこれまで公開を拒んできた、ウォール街の金融業界に対する講演の記録も含まれています。 クリントン氏は現在、TPP=環太平洋パートナーシップ協定に反対していますが、国務長官在任中にはTPPを推進していたことや、ウォール街から多額の講演料を受け取っていたことで、リベラル層などから批判されています。 クリントン氏の陣営はメールが本物かどうか確認を避けていますが、TPPに対する立場やウォール街との関係をめぐって、共和党のトランプ候補が追及を強めることも予想され、痛手となる可能性もあります。 ウィキリークスは、今後もクリントン氏に関連するメールをさらに公開していくとしています。